2018年5月6日日曜日

【機材紹介】リトルニコンといわれたフィルムカメラ『Nikon EM』の話

自分は今年はこんなにカメラ買うなんて思ってなかったんですよ。
なのにね、、こんなカメラが手元にあるんです。何がおきてるんだろう。

たたりじゃ!!!狐の仕業じゃ!!




ということでこの中の一台、非常にかわいいフィルム一眼レフカメラ『Nikon EM』ちゃんをご紹介します。



・『Nikon EM』って?

1980年にNIKONから発売された一眼レフカメラです。

1980年といえば、私の永遠の憧れスティーブ・マックイーンとジョンレノンの2人が死んだ年。
こんな男になりたかった。 PHOTO by kate gabrielle

先日ご紹介した『CONTAX 167MT』が1987年発売のものなのでそこから7年も前のカメラです。
【機材紹介】いつの間にあったフィルムカメラ CONTAX 167MTについて
同時期に発売されたNIKONのフラッグシップモデル【NIKON F3】と同じくイタリアの工業デザイナージョルジェット・ジウジアーロによるものです。
BTTF!俺もあのピュアなころに帰りたい。。 PHOTO by Matt Clark

ジウジアーロといえばみんな大好きな デロリアン をデザインした工業デザイナーの巨匠!

左のD750と比べるとこんなに小さくてかわいいです!惚れた!!

・『Nikon EM』詳細仕様

発売時価格: 40000円
マウント: ニコンF マウント(Ai以降のレンズのみ)
シャッター: 電子式縦走行式メタルフォーカルプレーン
シャッタースピード: 電子制御式 1sec.-1/1000秒.
ファインダー視野率: 92%、倍率=×0.86
測光方式: TTL中央部重点開放測光
露出モード: 絞り優先AEのみ
バッテリー: SR44  or LR44 X 2
外形寸法: 134.5×86×54mm
重量: 460g (電池含まず)

『CONTAX 167MT』が定価108,000円だったのと比べと4万円とかなり安価な機種
絞り優先AEのみというかなり割り切った仕様のカメラです。
マニュアル露出もできません。

リトルニコンの愛称があり当時は女性をターゲットにされました。
でもNIKONのお堅いイメージとあわず、国内ではそんなには売れなかったようです。
でも、海外では結構売れたらしいっす!

カメラ女子におすすめ!カメラ女子風のおっさんにもおすすめ!

・見た目とか操作とか

絞り優先AEオンリーなので本当にシンプルです。
巻き上げレバーがフィルムカメラ!って感じ。
段階巻上げができる!が売りらしいのです。段階巻上げってどんな意味があるのでしょうか?


この切り替えスイッチを『AUTO』にあわせれば撮れます。
レンズの絞り値に連動して勝手にカメラ内の露出計がシャッタースピードを決めてくれます。
『M90』にあわせれば、1/90秒だけ電池なくなっても撮れます。
緊急回避用の機能。NIKONの良心??

・使えるレンズ

Ai以降のNIKONのレンズが使えます。オートニッコールとかの非AIレンズはダメ
ただ、絞り環がないレンズは使えないので最新のAF-Sレンズなんかは使えません。


絞り環があるので、魚眼も使えます。フィルムで魚眼!試す価値あるよね!

手持ちのレンズ Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D も使えます。
もちろんオートフォーカスは使えません。

 Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D 似合ってないよね。


でも、カメラが小さいので使うレンズも小さいのが似合うと思うんです。

Ai Nikkor 50mm f/1.8SとかAI Nikkor 45mm F2.8P とかのパンケーキレンズほしいな。
Voigtlander ULTRON 40mm F2 SL II、、、似合うだろうな~~~。


・ニコンレンズシリーズE (NIKON LENS SERIES E)

この小型軽量安価な『NIKON EM』の発売に同時にNIKONから発売された『ニコンレンズシリーズE』というレンズ群があります。
これは、コーティングを単層にしたり外装をプラスチックにしたりした廉価グレードのレンズでニッコールを名乗れないんです。
photo by Jussi

単焦点5本とズーム3本が販売されたようです。
安価だったため結構な数が売れたようですがあんまり残ってないのかなかなか売り物を目にしません。このシリーズEの『35mmf2.5』とか『50mmf1.8』を探してるんですけどね~。このカメラに似合いそうですよね。
そして、シリーズEのうちの1本がこれ。
『NIKON LENS SERIES E ZOOM 36-72mm F3.5』
36-72mmのf3.5通しの2倍の直進ズームレンズ、、、渋い

このレンズについては別途書いてみようと思います。何であるんだ・・・。


・さあ撮るぜ!!、、、ん??

と思ってよくよく見ると、
あ、、、モルトが。

このカメラ裏蓋の付け根のモルト劣化での光線引きが持病とのことのようなのでそっちもあわせて自力でモルトの張替えをしてみようと思います。
モルトは買ってあるので工作するかな!
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2018年5月2日水曜日

【フィルムカメラ】CONTAX 167MTとPlanar 1.4/50 T*での撮影写真 秋葉原他編

ああ、フィルムで撮るの楽しいな~。
もう少しフィルムにハマっていよう!

さて、今晩もCONTAX 167MTとプラナー50mmの撮影記録です。
素人のへたくそフィルム写真なんて、誰も見たくないよね・・・。きにしません!笑

今回もフィルムはすべでC200


 ・秋葉原駅前

アキバ系な私としては外せない。あんまり撮ってないけど。

絞り開放1.4なので一応撮れました。明るいレンズは正義だ!
ISO200のフィルムで手持ちの夜景はちょいと厳しいか。

上の写真と同じ方向を、秋葉原の駅のホームから撮ったもの。


撮影日は違うけど同じところをロモの Simple Use Film Camera で同じ構図を撮ったもの。
こちらのレンズは32mmなのでだいぶ画角が違う。やはり、一眼レフと比べてしまうとアレですが結構きれいに撮れてるな。。

電気街の怪しげなラジオセンター内を。
アキバっぽいでしょう~?


・芝浦にて

私の大好きなレインボーブリッジを芝浦から。
向こう岸はお台場。

芝浦に泊まる船舶を。全体的にきれいにくっきりと。
いや~、フィルムも本当にバカにできません。

・東京駅前


夕日を浴びる東京駅の駅舎。素晴らしい色合い。
これは現像から上がってきて本当にびっくりしました。うわって声が出た。

こちらも夕日の新丸ビルを。こちらは黒くつぶれました。
AEで露出が合いませんでしたね。キライじゃないけど失敗。

・その他

開放で菜の花を。


こちらは開放で南京錠を。
チョットピンボケじゃなくって、おもいっきりピンボケしました。
フィルムでの開放1.4での撮影は少々難易度が高いですね。
スプリットマイクロ フォーカシングスクリーンでのピント合わせに四苦八苦します。

鬼がいた。不法投棄ダメ!絶対!


・マトメ

今なんでこんなにフィルムに惹かれるのか?

この色味がたまらない。フィルムの良さもデジタルの良さも両方楽しんで遊んでいきましょう。
未現像が4本たまってきた。。早く現像出さないと~。


Nikonのフィルム一眼カメラもあるのでたのしみです!



コンパクトのフィルムカメラもほしいな。。。

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2018年4月30日月曜日

【撮影記録】2018年4月30日 満月を撮ってきたよ

こんばんは。

お休みなので月を見ましょう~。
ということで、久々に満月を手持ち撮影してきたよ!

・青めにとってみた

 D750 + AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR トリミング
SS:1/400  F/10 ISO400

・ゴールドっぽく

D750 + AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR トリミング
SS:1/200  F/9 ISO400

・ド派手に大きくトリミング

D750 + AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR 大幅にトリミング
SS:1/800  F/8 ISO400

・さいごに

去年ブログに書いたように満月を撮るのはホントに簡単です!

↓みてね~~!
【撮影ノウハウ】手持ちで月を撮ってみようよ!簡単な撮り方公開!

この時のブログに書いた設定の通り月の撮り方はこんなもん。
満月 : ISO400 F8.0 シャッタースピード1/800 
半月 : ISO800 F6.3 シャッタースピード1/400 
三日月: ISO800 F6.3 シャッタースピード1/200

撮りながらちょっとずつ絞りとかSSを変えて撮ってますが、あんまり設定いじらなくても満月ならこの一発でいい感じに撮れるよ!

望遠抱えて空を見ようぜ!

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2018年4月28日土曜日

【撮影記録】2018年の桜

4月が終わりますね。
あっという間にGW。じっくり、のんびりしましょう。

今日は撮影記録として今更だけど2018年の桜の写真をまとめて


・つぼみ

NIKON D750+TAMRON SP AF90mmF2.8
タムロン90mmマクロで撮ったつぼみ。蜘蛛の糸写ってるな!


・咲きはじめ

FUJI X-E2+Takumar 55mm f1.8
幹に咲いた最初のつぼみをTakumar 55mm f1.8で。
ちょっとザワザワした感じにぼける。


・フレアとともに

FUJI X-E2+Takumar 55mm f1.8
こちらもTakumar 55mm f1.8で。フレアのをわざわざ出してみた。
逆光いれてフレア撮ろうとすると目が痛い。ミラーレスじゃないとできないな。。。


・青空と河津桜

NIKON D750+TAMRON SP AF90mmF2.8
こちらはタムロン90mmマクロで。
ものすごく色味がコッテリするレンズ!


・スカイツリーを魚眼で

NIKON D750+SIGMA 15mm F2.8  FISHEYE
魚眼でこういう桜も撮ってみたかったの!みんなの大好きなシグマの魚眼レンズ。

・六義園の枝垂れ桜

NIKON D750+SIGMA 15mm F2.8 FISHEYE
これも魚眼で撮ったもの。
六義園が年を重ねるごとにものすごい人手になっていきます。ソロソロ混みすぎて写真とか言ってられないかも。。


・ライトアップされた枝垂桜

NIKON D750+TAMRON SP AF90mmF2.8 
これも六義園の枝垂れ桜をタムロン90mmマクロで。
タムロンの色ものすごくいい。。。


・スマホで撮ってみたもの

六義園の桜をソニーのスマホ SO-03Jでも撮ってみました。
exifみるとiso1600の絞りf2だ。
寄るとそれなりだけど、、ブログで見るくらいなら十分綺麗ね~。


・フィルムで撮る桜1

CONTAX 167MT+Planar 50mmF1.4
初めてフィルムカメラで桜を撮ってみた。優しい色。
フィルムによるんでしょうが桜の淡い色味が空に溶けてしまいますね。


・フィルムで撮る桜2

CONTAX 167MT+Planar 50mmF1.4
フィルムカメラでの逆光てのはかなり難しいもんですな~。


・まとめてみます

今年もたくさん桜を撮りました。
やっぱり桜って難しいけど、いろんなレンズ、カメラで撮ってました。
そういえば写ルンですでもたっとんだけど現像だしてないや。。


もう少しフィルム写真がうまくなりたいな~。
マクロも練習しないとね!

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2018年4月24日火曜日

【オールドレンズ】オールドレンズ遊び用!おすすめのレンズマウントは!PART2

さて、引き続きオールドレンズ遊びのお話。

なんか、オイラ自身がオールドにはまってきたからかと思ってたけど、、、はやってるよね?
インスタでもかなりオールドをお使いの皆さんが多い気がします。
よし、もっともっとみんなを引きずり込まないと!!!

◆どんなオールドレンズを選んでいいのかな

さて前回はこんなことを書きました。

お勧めのオールドレンズは
・Super-Takumar 55mm F1.8 (M42マウント) 
5000円~7000円くらい
・Helios-44M 58mm F2 (M42マウント)
5000円~10000円くらい
・CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 (ヤシカコンタックスマウント)
20000円~40000円くらい


でもね!星の数ほどあるオールドレンズ。選ぶことなんてできません。
上のレンズだって古いものは60年くらいたってます。個体差も大きい。

◆ということでお勧めのレンズマウントをご紹介

おすすめのレンズなんてわからないけど、お勧めのレンズマウントを!
レンズも豊富で深~~くはいれるよってやつをご紹介しましょう。


・ニコンFマウント

ニコンの一眼レフで60年以上続いているマウントです。
ニコンだけでも物凄い種類のレンズが発売されており、中古カメラの店に行ってFマウントレンズが無い、、なんてことは絶対にありません!
私はFマウントから始めました。

ニコンといえばこのカニ爪!

アダプター経由でミラーレスで使用する際には非Ai、Ai、Ai-Sだの種類を気にする事はなく使えると思います。

この魚眼レンズもFマウント。
今のニコンのフルサイズ一眼レフでも、アダプター経由でミラーレスでも他のレンズと同じように使える(はず)よ!
1200万だけどね!!!

ただ、ニコンにはよく言うオールド!ってかんじの【クセ玉】はあまりないかもしれません。
かりっと写るいいレンズが多いイメージです。
ニコン以外のメーカーでもニコンFマウントレンズはたくさん作っているので選び放題ですよ!

今手元にはあるレンズはこんなもんかな?

・ヤシコンマウント/Y/Cマウント/RTSマウント

↓この時に書いたコンタックスマウントのレンズです。
【マニアックカメラ】ヤシコンって知ってる?? え、、またオールドレンズを??

標準レンズの帝王【Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4】これが使える!
このレンズを使うためだけにレンズより先にアダプター買ってありました。

いま手元にはある3本。左から順に
【Carl Zeiss Tessar T* 45mm F2.8】
【Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4】
【YUS Automatic 28mm f2.8】

フィルムカメラに【Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4】でとった一枚。
素晴らしい描写です。
最近はフィルムメインで使ってます。

・M42マウント

今人気のオールドレンズの2本はM42マウントと呼ばれるネジこみ式のレンズマウント方式です。

Helios-44M 58mm F2(ロシアレンズ)

Super-Takumar 55mm F1.8 (PENTAXの古いレンズ)

人気の理由は独特の写りと値段がある程度こなれていて買いやすいという事でしょう。
人気が出てきて少しづつ値上がりしてきてるんですけどね。

今も存在する日本のカメラメーカ【ペンタックス】【富士フィルム】【リコー】【オリンパス】【マミヤ】もM42マウントの一眼レフカメラを発売していました。
オールスターなラインナップじゃない?


その他にも【カールツアイス】【シュナイダー・クロイツナッハ】【フォクトレンダー】【アンジェニュー】【ローライ】等の世界中のカメラオタクが涎をたらすようなメーカーもレンズを発売していました。

シュナイダー・クロイツナッハのレンズ。声に出して発音してみましょう!

格安のタクマーで足を踏み入れると本当に深い沼が待っているという恐ろしいM42の世界。M42星雲とも呼ばれるほど広く深く、そして面白そうです。。

私は今は足を踏み入れないように、、、してたはず。。。
ん??あれれれれ??!!
Takumarの55mmF1.8と35mmf3.5です。
次は東独軍に手を出そうかな。

Takumar 55mm F1.8での一枚。
これぞオールドレンズというような玉ボケ、フレア、ゴーストが盛大に出ます。


・Lマウント/Mマウント

photo by José Carlos Babo
ライカのレンジファインダー用のマウント。Lはねじ込み式で、Mはバヨネット式です。

こちらもライカだけでなく本当に多くのメーカーがレンズを作っているのでレンズ選び放題!!
【ニコン】【キヤノン】【富士フィルム】【リコー】【オリンパス】【ミノルタ】と日本のメーカー製のレンズも多数あります。

ライカ純正の新品で200万円のレンズから、ロシア製の数千円のコピーレンズまで手に入ります。こっちも沼の底は見えないよ~~!

ここは危ないので今のところ手を出していません!

◆まとめです

さて、2回にわたってお送りしたオールドレンズ沼への導入。ほしくなった???

オールドレンズってなんか知らないけどドンドン増える。
『防湿庫からレンズが生える』という素敵な言葉がありますよね。

ホント何でドンドン増えるの??

カメラ/レンズ関係のもので中古で買ったものはほとんど等価で売ることができると思います。
なので、イロイロ買ってみて試してみて、自分の欲しい写りのレンズを探すという楽しみ方もあると思います!果てしない旅。


次回からは手持ちのレンズ群について作例を含めご紹介をして行こうと思います。
俺たちのレンズを探す旅ははまだまだこれからだ!!(少年ジャンプ風)



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