2018年3月31日土曜日

【機材紹介】いつの間にあったフィルムカメラ CONTAX 167MTについて

またもコンタックス絡みのねたをひとつ。


【マニアックカメラ】ヤシコンって知ってる?? え、、またオールドレンズを?? 

この記事に書いたとおり、いつの間にか手元にあるフィルムカメラ【CONTAX 167MT】確認してみるとかなりの美品でした。
これはもう、フイルムをはじめたいと思っていたこの私としては使うしかない!

まずは何も知らないので、この【CONTAX 167MT】についてをイロイロと調べてみました。



・CONTAX 167MT ってどんなカメラ?

ヤシカを買収した京セラが1987年(昭和62年)に発売したカメラです。
対応するレンズを使えば、プログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE、マニュアルとデジタル一眼レフを使う人でも違和感なく使える機能を持つカメラ。
1987年~1997年までと10年間も販売されていた機種のようです。

※プログラムAE、シャッタースピード優先AEが使えると書きましたが私の持っているレンズたちは旧いタイプなので、絞り優先かマニュアルでしか使えません。
絞り優先AEが使えれば十分なので文句はないです。

ヤシコンのカメラとレンズの適合性なんてどこにも需要がないと話と思われるので細かく書きません。この辺の詳細が知りたい方、連絡ください。



そして、今のデジタル一眼レフには普通に搭載されている露出ブラケットの機能(露出を変えた写真を3枚連続で撮る機能)を世界で一番最初に搭載したカメラとのこと!すげ~!!
でも、フィルム代も現像代もお金のかかるこの時代には非常に贅沢な機能(笑)

■詳細スペック

シャッター:         電子式縦走行式メタルフォーカルプレーン
シャッタースピード: 16~1/4000秒・B
ファインダー:        視野率 95%  倍率 0.82倍
露出制御:           プログラム、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル
外形寸法:           149W×91.5H×51.5Dmm 重量 620g
電源:               単四電池X4本
ボディ価格:         108,000円('87年)

87年当時で10万以上するカメラなんですね。やっぱりカメラって高級品。

1987年(昭和62年)といえば、ワンレンボディコン、NTT株上場、光ゲンジ大人気!
そんな時期なはず。バブル経済まっさかり?
photo by Andrea Cirillo
ちなみに同年発売されているキヤノンの最初のEFマウントのオートフォーカス機 EOS650が80,000円。
167MTはオートフォーカス機のEOS650より2万以上も高い。
当時CONTAXってやっぱり高級ブランドだったのでしょうか?


・CONTAX 167MTのデザイン


チョーかっこいいです!!

いや、そうじゃなくて、、


ヤシカ・コンタックスの一眼レフカメラはポルシェデザインの作品。

男の憧れポルシェデザイン!ポルシェデザインのIWCの時計ほしかったな。




・CONTAX 167MTの操作周り

京セラという電子機器メーカが作ったカメラだからか?80年代後半という電子機器の発展著しい時期のせいなのか?ちょっと操作系統が変です。

撮り終わったフィルムの巻き戻しが軍艦部右肩のシャッターボタンの下にあるスライドスイッチで行います。
何でこんな場所のスイッチで巻き上げるんだよ。

フィルム感度の変更も左肩のボタンを押しながら、右肩のスライドで変えたりします。
操作系は直感的なユーザーインターフェイスとはいえないような気がする。
ダイアルのほうがぜんぜんわかりやすいよな。

・CONTAX 167MTのファインダーとシャッター音

操作系はおいといて、五感の部分はすばらしいです。

ファインダーがクリアで見やすいです。MFカメラなのでファインダーの見え方はかなり大事。
マニュアルでピントを合わせる感覚ってなんとも面白い!
絞り値やシャッタースピード画表示される液晶はファインダーの上にあり便利です。現代的なカメラ!

シャッター音&巻き上げ音も『シャキーン!!!』と甲高い乾いたイイ音でやる気が出ます。

・フィルムを入れてみよう

後ろの蓋を開けて、
フィルムの先を右に差し込むだけです。
後は蓋を閉めて、シャッターを切ると勝手に巻き上げてフィルムカウンターが00になります。後は撮影するだけ!

・絞り優先での撮影

上にも書いたとおり私の手持ちのレンズでは絞り優先か、マニュアル露出でしか撮影ができません。
人間露出計にまったく自信がないので絞り優先で。

レンズの絞り値がボディの液晶/ファインダ内の液晶に反映され、絞り値に適したSSをカメラが決めてくれちゃいます。
ピントを合わせてシャッターを押すだけ!巻き上げもすべてオートです。



・撮影結果は!

まだ、現像から上がってきてない。
ということで、撮影画像はまた別途とさせていただきます!


アリバイ日記
167mtの時期をまとめています。
この記事を書いてから後、かなりたくさん撮影しております。ぜひこちらもご覧ください!※2021年10月追記




・一応のまとめ

カラーネガで2本ほど撮ってきています。
デジタルカメラで撮り散らかすのとは違い、一枚一枚丁寧に構図を決めてとるの非常に面白いです。

現像から上がってきてら早速のネタにします!

フィルムカメラ初心者がCONTAXとPlanar 50㎜ f1.4でフィルムデビューってのも生意気な気もします。
でもデジタルカメラからはじめた私としては大きな迷いなく使えるカメラ。


今、CONTAX Ariaが大人気ですよね。

 
銀座の中古カメラ市でも CONTAX Aria と Planar 50㎜ f1.4 のセットで11万という売り物があるほどの意味不明な相場高騰。

167MTはAriaと比べても機能的に劣るところはないかと思います。(Ariaは評価測光ができるんだっけか??)
フィルムを始めたい方!
そして、標準レンズの帝王:CONTAXのPlanar 50㎜ f1.4をフィルムで使ってみたい方!

aliのAmazonページ - CONTAX のカメラたち
Ariaより10年前に発売されたカメラですが、167MT はボディのみなら1万円を切るものがたくさんあると思います。
ほかにも137MAとかも安く手に入ると思います。
RXやRTSもかっこいいよ~。

レンズ検索用HUBページ
レンズの作例検索用にお使いください!


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6 件のコメント:

  1. ( ͡° ͜ʖ ͡°)ノ
    バブルの申し子でーす(笑)

    ウンウン。
    カメラとかレンズって
    気づくと手元にあるって
    マジで多々あります。
    うむ。摩訶不思議。

    オレはね、フィルムの頃から写真遊びしてたけど
    デジタルに移行しちまったら戻れなくなったヤツ(笑)
    故に残念ながらヤシコンを一晩中語らうことができませぬ。

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    1. カメラが勝手に増えるのは病気でしょうか?それとも狐の仕業?

      今更始めるフィルム遊び面白いです!ああ、これからさらに深くいくんだろうなw

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  2. 毛呂からです。話題のご提起につられてコンタックス情報をウィキに求めたらこんなエピソードが↓↓↓
    これは存じ得ませなんだった。以下転記;
    1972年6月に旭光学工業(現ペンタックス)とカール・ツァイスが合弁でペンタックス・カール・ツァイスを設立し眼鏡事業を推進する旨発表しているが、この頃カール・ツァイスから旭光学にカメラ事業でも提携の提案があった。旭光学は社内でペンタックスとコンタックスのブランドが衝突することを恐れて断わったが、この時の名残として幻のペンタックス・コンタックスマウントはペンタックスKマウントとなり、ディスタゴン15mmF3.5の光学系はタクマー15mmF3.5に使用されている。

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    1. アサペンに持ちかけて喧嘩別れしたって話は聞いたことあります。
      なので、ペンタの旧M42マウントと次のKマウント、ヤシコンのマウントはフランジバックが全部一緒!マメ知識!

      ディスタゴンの下りはは知りませんでした。
      俄然ほしくなるね~(笑)

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  3. ヤシコンを一晩中語り合いたいですなあ~ 私は今STとY/C数本以外をすべて売りに出して STをメインにして撮り続けています。なんていっても結局一番使うのはM42から変換したCurtagonだったりするのですが。。。

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  4. 返信遅くなりました!!ありがとうございます。

    ほんと、ヤシコン使いの方にやっと出会えた!!
    STとはまたかっこいい、、、。グリップがかっこいいですよね。

    ぜひいつか語りあかしましょう!

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