2018年12月26日水曜日

【フィルムカメラ】M42マウント「AUTO YASHINON 50mm / f1.7」で試写

カメラ・レンズを試写した記録とかものすごくたってしまっています。
あんなにカメラあるんだからそりゃそうなんだけど。

ということで、夏前に買ったレンズでの試写の記録をいまさらに。

今年の夏にジャンクで手に入れてカビとりしてみたこのレンズ。
M42マウントのオールドレンズ「AUTO YASHINON 50mm / f1.7」

カビ取りの顛末はこの時に書いてます。
【オールドレンズ】ヤシカの標準レンズ AUTO YASHINON 50mm / f1.7 を修理!


このレンズをフィルムカメラで使ってみました。
使ったカメラは誕生日プレゼントに頂戴しました富士フィルムの『FUJICA ST605』通称『フ~~ジカちゃ~ん』


カメラをもらった喜びはこの時に。
【フィルムカメラ】FUJICA ST605をいただきました!
M42マウントのカメラなのでいろんなレンズの母艦になってます。
露出計も結構正確なのでネガなら十分!


今回のフィルムは富士のC200。
一時入手がむずかしかったけど、最近またお安く手に入るようになってきました。
ISO200って微妙な感度が使いやすいフィルムです。

・では撮影!

FUJICA ST605/AUTO YASHINON 50mm f1.7/FUJI c200
街行く人とスクータ。あっさりとした色だ。


FUJICA ST605/AUTO YASHINON 50mm f1.7/FUJI c200
少々絞ってスナップ。自然な色ですね。


FUJICA ST605/AUTO YASHINON 50mm f1.7/FUJI c200
捨ててある缶コーヒー。ピント面はくっきりボケも自然。


FUJICA ST605/AUTO YASHINON 50mm f1.7/FUJI c200
開放でバラを撮ってみた1枚。
開放1.7のレンズなのでかなりぼけます。きれいなボケ方でコレ好き。



FUJICA ST605/AUTO YASHINON 50mm f1.7/FUJI c200
アキバのディープなオーディオ屋さん。
こっちの世界は絶対に行かないぞ!いくらあっても足らないだろう。


・まとめ


過去にM42の標準レンズ数本をミラーレスにつけてとり比べをしていたんです。

【オールドレンズ】M42マウントの標準オールドレンズ撮り比べて見ました


その中で、この『AUTO YASHINON 50mm / f1.7』は色のりや立体感のある描写、ともにすばらしくて非常に期待していたんだけど、
フィルムで使った際の色のりはタクマーのほうがいい気がします。

デジタルで使ったほうが生きるのか?

もう少しフィルムで使い込んでみないと結論はでないね。



最近Kodakのフィルムが下がってきている気がする。
これは使ってみないと!

2018年12月22日土曜日

【フィルムカメラ】YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II Dで中野を撮ってきた

久々にかわいいプラカメちゃん【YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D】を持ち出してみました。


【フィルムカメラ】YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D の撮影画像

売ってるのは見たことのない非常にレアなカメラなので特に需要はないかも知れないですが手持ちのカメラの中でも比較的新しい時代のものです、
面白い味のある写りのカメラなので久々に持ち出してみました。

今回のフィルムは、コニカの業務用400 こちらも12年ほど期限の切れた非常にレアなフィルムです。

・雨の中野

YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400
ピントが甘い!でもこの緩い感じもまたいいね~。


YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400 
雨でテカる路面がいい感じです。

 YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400
赤めの色被りがしますね。古いフィルムの宿命でしょうか?

YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400
駅前ロータリーを。雨で人がいない!!

・サブカルの聖地 中野ブロードウェイ

 YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400
ブロードウェイの中。照明のおかげで怪しげな一枚に!

YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400
外人さん他、結構なサブカル好きな方が集まっています。

YASHICA AUTO FOCUS MOTOR II D/コニカ業務用400
行け!鉄人!!!

・まとめ

400のフィルムですが古いものだったので感度設定を200にして少しオーバー目にとりました。チョット赤い、怪しい、でもやさしいような独特の写り。

頂き物のフィルムと頂き物のカメラで使うってまた安上がりな遊びかもしれないですが
こういう遊びもいいよねw

でも、カメラの動きが非常に怪しげになってきました。

自動巻上げが動かなかったり、撮りきったあとの巻き戻しがとまらなかったりします。
この手のカメラは壊れたら直すのは無理ですが、写りは好きなので何とか使い続けたい。


駄カメラって響きは好きじゃないけど、このジャンルになるのかな。
ESPIOでも一個買うか。。

2018年12月16日日曜日

【デジタルデュープ】撮影済みのフィルムを自力でデジタル化してみたい!実践編!

少々まじめなシリーズとして書いている【デジタルデュープ】シリーズ。


前回は必要な機材についてを書きました、
【デジタルデュープ】撮影済みのフィルムを自力でデジタル化してみたい!試行錯誤編
 今回は実際のネガデータ撮影~画像処理までのお話をしていきたいと思います。

・ネガの撮影

先日のとおり、ネガフォルダにネガをはさんでES-1に装着。
それをマイクロニッコール+エクステンションチューブに装着して撮影。
三脚に乗せてるし、レンズに被写体を直結して撮るわけなので手振れ、被写体ブレはおきません。


ネガ撮影時の私のカメラの設定

・RAWで撮る!   ←これ絶対条件です!
・モードはA    ←絞りがかわってしまうAUTOとかPでは撮らない
・ISO100     ←なるべく低く
・WBは太陽光   ←色温度がそろえばなんでも良いけどAUTOはだめ
・絞りF8~10   ←これくらいは絞る
※そのほか、レリーズケーブルがあると楽チンです

私のデジタル一眼レフカメラは2400万画素もあるので少々切り出してもまったく問題ありません。
お店現像で現像したものは150万画素とかでスキャンしてもらってますので、半分でも十分以上に高画質になるはず。

なのでちょっと大きめに撮影しちゃいます。

ネガ!っとしたデータになりました。さてこれを写真にしていきましょう。


・カラーネガ画像の画像処理について

ここからの画像処理は私はLightroomで行っています。
まだ画像処理含め試行錯誤の段階なので、有識者の皆さんにぜひ助言をお願いします。

一般的なフィルムは【カラーネガ】。
被写体の明暗や色が反転したものがネガであり、ネガティブの略。

皆さんがフィルムといったら普通に思い出されるオレンジ色のやつね。
これを撮影したRAWファイルを写真として見られるものにする作業をこれから行います。


※ネガティブ反転していない【ポジフィルム】というものもあります。もちろんポジティブのこと。


富士のベルビアとかプロビアとかね。コダッククローム再販はどうなった!
リバーサルフィルム/スライドフィルムとも言います。
photo by:Guwashi999
リバーサルなら現像したらそれでもう写真になっているので、撮影すればもうそれでいい!

①オレンジベースの色を抜きます


カラーネガフィルム特有のオレンジ色。
このオレンジ色を抜いておかないと反転しても青く色かぶりしてしまうため本来の写真の色になりません。
オレンジを抜かないでただ反転したもの。オレンジ色が反転されて全体が真っ青になります。
ということでLightroomのホワイトバランス修正機能でオレンジベースの色を抜きます。

ホワイトバランス設定のスポイトをクリックして

赤枠のフィルムの何も写っていないところを選択します。


これで、オレンジは無いものとして処理ができます。
オレンジ色を抜いた状態。


②トーンカーブを反転してネガポジ反転


ネガポジ反転にはトーンカーブを反転させます。
RAW現像ソフトにあるこのトーンカーブを

逆にするだけ。

ほら!写真になってきた。


③TIFFで書き出し

トーンカーブを反転したファイルをそのまま補正かけてもいいですが、
反転したものの色を補正するのは、通常の画像補正とは逆の操作が必要になり非常に煩雑。反転したものをいったんTIFFで書き出すことで楽チンになります。

④TIFFファイルを開きなおし色味をあわせます

ここからは今のところパターン化できていません。

色かぶりを直したり、彩度を直したりしてこんな感じ。これはLightroomのみで色を修正しています。

TIFFをPhotoshopで加工したりもしてみていますがなかなかね悩みます。
どう処理したらいいものなのか。
なかなか思い通りの絵にならない。もっと研究しよう!

※お店でネガ現像~データ化/データー化したものは写真屋さんがかなり手を加えてるらしく、店によってかなり色味等違うようです。淡く、チョット緑強めに!とか注文できるお店もあるしね。
なんで、ここからの画像処理は結構個人の好みで良いみたい。

・ということで画像比較

お店でスキャンしたデータ ①

自分でデュープしたもの ①
上で加工した写真ですが、実際比べるとやはり店のスキャンのほうがいいな。


お店で現像したデータ ②

自分でデュープしたもの ②


お店で現像したデータ ③

自分でデュープしたもの ③

・まとめ

いかがでしょう。好き嫌いはあると思いますが今のところお店スキャンの画像には勝てていません。
無理にお店の現像データに近づけることはないんですが、私の現像に出しているお店の仕上がりが好きなんだよね。

非常に地味に見えますが画像を追い込んでいくのは結構面白いです。

しかし、ネガ撮影~画像加工までだと36枚やると1時間以上かかります。
カラーネガはお店に任せて、デュープはモノクロとポジフィルム専門にしようかな…。


次回はPhotoshopを使った色合わせ編でも書きましょう。
いつになるか。



このコンビでネガを撮影しています。


フラットヘッドスキャナーを買うのがいいのかな。でも高いしデカいんだよ。
1万円くらいの安物スキャナはどんなもんでしょうね。