前回は必要な機材についてを書きました、
【デジタルデュープ】撮影済みのフィルムを自力でデジタル化してみたい!試行錯誤編
今回は実際のネガデータ撮影~画像処理までのお話をしていきたいと思います。
・ネガの撮影
先日のとおり、ネガフォルダにネガをはさんでES-1に装着。それをマイクロニッコール+エクステンションチューブに装着して撮影。
三脚に乗せてるし、レンズに被写体を直結して撮るわけなので手振れ、被写体ブレはおきません。
ネガ撮影時の私のカメラの設定
・RAWで撮る! ←これ絶対条件です!・モードはA ←絞りがかわってしまうAUTOとかPでは撮らない
・ISO100 ←なるべく低く
・WBは太陽光 ←色温度がそろえばなんでも良いけどAUTOはだめ
・絞りF8~10 ←これくらいは絞る
※そのほか、レリーズケーブルがあると楽チンです
私のデジタル一眼レフカメラは2400万画素もあるので少々切り出してもまったく問題ありません。
お店現像で現像したものは150万画素とかでスキャンしてもらってますので、半分でも十分以上に高画質になるはず。
なのでちょっと大きめに撮影しちゃいます。
・カラーネガ画像の画像処理について
ここからの画像処理は私はLightroomで行っています。まだ画像処理含め試行錯誤の段階なので、有識者の皆さんにぜひ助言をお願いします。
一般的なフィルムは【カラーネガ】。
被写体の明暗や色が反転したものがネガであり、ネガティブの略。
これを撮影したRAWファイルを写真として見られるものにする作業をこれから行います。
※ネガティブ反転していない【ポジフィルム】というものもあります。もちろんポジティブのこと。
富士のベルビアとかプロビアとかね。コダッククローム再販はどうなった!
リバーサルフィルム/スライドフィルムとも言います。
photo by:Guwashi999
リバーサルなら現像したらそれでもう写真になっているので、撮影すればもうそれでいい!①オレンジベースの色を抜きます
カラーネガフィルム特有のオレンジ色。
このオレンジ色を抜いておかないと反転しても青く色かぶりしてしまうため本来の写真の色になりません。
ということでLightroomのホワイトバランス修正機能でオレンジベースの色を抜きます。
ホワイトバランス設定のスポイトをクリックして
赤枠のフィルムの何も写っていないところを選択します。
これで、オレンジは無いものとして処理ができます。
オレンジ色を抜いた状態。
②トーンカーブを反転してネガポジ反転
ネガポジ反転にはトーンカーブを反転させます。
RAW現像ソフトにあるこのトーンカーブを
逆にするだけ。
ほら!写真になってきた。
③TIFFで書き出し
トーンカーブを反転したファイルをそのまま補正かけてもいいですが、反転したものの色を補正するのは、通常の画像補正とは逆の操作が必要になり非常に煩雑。反転したものをいったんTIFFで書き出すことで楽チンになります。
④TIFFファイルを開きなおし色味をあわせます
ここからは今のところパターン化できていません。色かぶりを直したり、彩度を直したりしてこんな感じ。これはLightroomのみで色を修正しています。
TIFFをPhotoshopで加工したりもしてみていますがなかなかね悩みます。
どう処理したらいいものなのか。
なかなか思い通りの絵にならない。もっと研究しよう!
※お店でネガ現像~データ化/データー化したものは写真屋さんがかなり手を加えてるらしく、店によってかなり色味等違うようです。淡く、チョット緑強めに!とか注文できるお店もあるしね。
なんで、ここからの画像処理は結構個人の好みで良いみたい。
・ということで画像比較
お店でスキャンしたデータ ①自分でデュープしたもの ①
上で加工した写真ですが、実際比べるとやはり店のスキャンのほうがいいな。
お店で現像したデータ ②
自分でデュープしたもの ②
お店で現像したデータ ③
自分でデュープしたもの ③
・まとめ
いかがでしょう。好き嫌いはあると思いますが今のところお店スキャンの画像には勝てていません。無理にお店の現像データに近づけることはないんですが、私の現像に出しているお店の仕上がりが好きなんだよね。
非常に地味に見えますが画像を追い込んでいくのは結構面白いです。
しかし、ネガ撮影~画像加工までだと36枚やると1時間以上かかります。
カラーネガはお店に任せて、デュープはモノクロとポジフィルム専門にしようかな…。
次回はPhotoshopを使った色合わせ編でも書きましょう。
いつになるか。
このコンビでネガを撮影しています。
フラットヘッドスキャナーを買うのがいいのかな。でも高いしデカいんだよ。
1万円くらいの安物スキャナはどんなもんでしょうね。
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