2022年7月24日日曜日

【オールドレンズ】Canon FL 50㎜ F1.4 I型の写りが面白い!

今回は池袋で行われた中古カメラ市でのジャンクの山から発掘したレンズのお話。

Canon FL 50㎜ F1.4の1型です。

このレンズ、実は結構前から探していたレンズなんです。
詳しくは下に書くけど探すと結構ないんですよ。

という事で今日も1000円で買ったジャンクレンズのお話をしていこうと思います(笑)



・6枚玉のF1.4の標準レンズ


このFL 50㎜ F1.4ですがI型は1966年発売でレンズ構成が5群6枚のレンズ。
II型は1968年に6群7枚のレンズとしてリニューアルされてます。

このI型、、なぜ2年しか作られなかったのかな~~。

それは写りが良くないから!!!

ではなかろうか、、
当時は50㎜で開放F1.4のレンズを作るのがむずかしかったとか何とか。
Nikonも最初は58㎜F1.4ですしね。

そこを50㎜で作ったCanonすごい!!でも写りがちょっと、、って感じじゃないかな(笑)

2年後発売のⅡ型のFL50㎜F1.4はとてもいい写りでFD50㎜F1.4と遜色ないという噂です。
かなり気合入れたんだと思う。。。

で、、この【写りがあんまり良くない】っての

これはオールドレンズ遊びとしてはチャンスなんですよ!w

という事で探していたんだけど、2年しか発売されてなかったという事でなかなかモノが少なくて手に入らなかったんです。
やっと手にはいった(1000円で、、、)このレンズ!

そんなレンズの写りを楽しんでみましょう~


・夕暮れの田んぼを歩く


SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
おおっと、、、これは結構なボケ、、グルグル?うずうず?
何と言ったらいいのか結構強烈ですね。


SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
ど逆光だとまたド派手なフレアもでますね。
フレアの出方もまたあっちこっち向いてて理解不能な感じ



SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
そしてゴーストもこんなかんじ。
これはど逆光というほどでもなく、サイドからの光なんですがこんなに出ちまってますね。



SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
ピント面もきれい!とはいいがたいですが奥のボケがとてもユニーク。
ヘリオスとかのロシア玉よりもこっちのほうが面白いと思うな。


SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
奥のボケも結構渦を巻いていますな~。色収差も結構出てるよね。
ワタシの手元に有るレンズの中でも駄目レンズレベルはかなり高いですね。



SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
こうやって遊びたくなるレンズw


SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
周辺減光も立派なものです。



SONY α7Ⅱ/Canon FL 50㎜ F1.4 I型
最後に遠景を撮ってみます。
うむ、、この緩さこそがこのレンズの真骨頂ではないだろうか!





・まとめとオマケ、、


この【Canon FL 50㎜ F1.4】ってⅠ型の前に更にレアな初期型があるとかないとかいう噂があります。

初期型はⅠ型ともレンズの構成が違って4群6枚でアトムレンズらしいんです。Ⅰ型はアトムじゃないんだって。


家のまっ黄色なんだよね。。。アトムっぽくね?
シリアル番号的にも結構若いし、、もしかしたら、、?w

という事で1000円ジャンクレンズに若干の夢を見つつ本日のブログは終わりです。

Ⅰ型(初期型)の【Canon FL 50㎜ F1.4】面白いレンズですので皆様探してみてください!

Ⅰ型の見分け方は絞り込みのAとMの切り替えが鏡筒の絞りリングの側に有ります。
Ⅱ型からはマウント側のレンズの付け根のほうに有りますので見分けるのは簡単だと思います。





amazonには売ってるものがなかったですね。
これはFD50㎜F1.4でとても晴らしい写りのレンズです。
このレンズの事も今度ネタにしよう!



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