2018年5月22日火曜日

【オールドレンズ】昼飯代で手に入れちゃったオールドレンズ Super-Takumar 55mm F1.8 の話

こんばんは。

沼の入り口は本当になにげないところにありますよね。
これはそんな恐ろしいお話です。


・沼の入り口は品川に

僕たちの聖地 品川のニコンミュージアム。


そのすぐ裏に松坂屋カメラという中古カメラ屋さんがあります。

品川にきたら、ニコンミュージアム⇒松坂屋カメラと立ち寄るのは自然の摂理、人の本能。
その日もいつものように松坂屋カメラのジャンク籠をあさっていたんです。
籠の片隅で悲しそうにこちらを見つめる小さいカワイイ子が。

ということで「ASAHI PENTAX Super-Takumar 55mm F1.8」を買ってきました。700円。格安。。。

まあ、700円ならカビカビでも絞りが動かなくてもいい。
なんなら、レンズOHの練習台になってもらってもいいかな。


・アトムレンズ

空をこえて~~~、ラララ~~
photo by Toshihiro Gamo

このレンズ、アトムレンズといって、収差を抑えるためにレンズに酸化トリウムが混ぜてあるらしいです。なので、レンズ自体からごく微量の放射線が出てるらしい。


なにそれ、やだ、怖い。


調べてみると極微量で、レンズ自体から15cmも離れれば自然界の放射線量と変わらないくらいとのことです。
毎晩抱いて寝たり、レンズ砕いて煎じて飲んだりしなければ、まあ平気でしょう。

このアトムレンズは時間がたつと黄変するとの事で中古屋に並んでるTAKUMAR 55mm f1.8は大体黄色くなってます。
左がアトムレンズのタクマー55mm、右はアトムレンズじゃないタクマー35mm
こんなに色違うのね!


・Super-Takumar 55mm F1.8ってどんなレンズ?

今のPENTAXリコーの前身、旭光学工業の作っていたレンズです。
photo by Andrew Olson

M42マウントって言う捻じ込み式のマウントで1957年~75年まで小変更を繰り返しながら作られていたレンズ標準レンズです。
初期設計が60年以上前のものですが、安価だったということで本当にたくさん売れたレンズだそう。

中古カメラ屋に行けば1本くらいは必ずある。3000円~5000円くらいかな。
程度最高!!!とかでも8000円とか?1万円出すレンズじゃないと思う。



・では700円のTakumar 55mm F1.8はどうなの?

程度はまったく期待してなかったんだけど、覗いてみるとあれ?結構良いじゃない。
向こう側見えないほどかびてたり曇ってたりするかと思ってたけど、大きなカビはなさそうです。
細かい埃はあるけど、これはひどい!ってほどじゃない。こんなの写真には写らないだろう。


絞りの動きは滑らかなのですが、よく見ると絞り羽の一部に錆びが出てます。
なんで、こんなところだけ錆びるんだ?

これは素人がバラしてみるのはもったいない。。。


・ということで使ってみよう!

結局M42-富士Xマウントのアダプター買っちゃいました。
これでX-E2につけて撮影。

55mmのレンズなのでX-E2で使うと換算82.5mmと中望遠のレンズとして使えます。

ちょうど桜の時期だったので桜を。
光源を入れるとレインボーなフレアが出る。
きれいな光輪がでて本当に素敵です。

順光で絞って撮るときちんと写ります。
色乗りが良いね~。コッテリ。

こういう被写体をこうやって撮ると明らかにオールドって感じのボケ。
ぐるぐると写ります。

開放で逆光!いいね!

とあまりにきれいに撮れちゃったのでばらすの中止!!
楽しく使っていこう~。


Nikonに使える補正レンズ付きアダプタなんてあるんだな。
コンタックス用のアダプタもあるし。


※ブログにコメントできないみたいなので何かあったらツイッターかインスタにコメントorDMいただけると助かります。



2 件のコメント:

  1. カメラ屋ってイイよねぇ楽しいよねぇキケンだよねぇ(笑)
    ネットで買い物は楽でイイけど、なんだかんだスキなモンは
    店頭で遊びながら買い物したいよね。
    (・∀・)b

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    1. ホントにカメラ屋って危険。。
      でもなぜか行っちゃう!!

      ジャンク箱見てるのすっごく楽しい~~~

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